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家賃滞納トラブルについて!
請求する手順と家賃滞納を防ぐ方法とは?
「物件を貸している会社の経営が悪化して、家賃が振り込まれない」
「入居者の家賃滞納にどうやって対応したらいいんだろう」
不動産は一度トラブルになってしまうと、なかなか厄介なことになってしまいますよね。
そこで、このページでは、家賃滞納について、請求する手順や滞納を防ぐ方法を一緒に見ていきたいと思います。
1.滞納した家賃を請求する手順
(1)支払ってくれるように直接要求する
まずは、電話や対面などで、支払ってくれるよう直接要求します。

(2)内容証明を送る
支払いを要求しても支払ってもらえなさそうな場合は、内容証明を送ります。内容証明という書面によって、家賃の支払義務があることを通知することで、口頭で交渉するよりも効果があります。
この際、弁護士名義でおこなうとより効果的でしょう。

(3)民事調停手続をする
裁判所の民事調停手続を利用し、債務者との合意を図ります。
裁判所が関係してくるので、内容証明を送るよりは強い意思の表明となるでしょう。

(4)支払督促を出してもらう
民事調停手続も不調に終わったら、裁判所から支払督促を出してもらいます。
裁判所からの書面ということで、最終警告と受け取って支払ってもらえる可能性が高くなります。

(5)民事訴訟を提起する
様々な手段を試してもダメな場合は、最終的に民事訴訟を提起することになります。滞納されている家賃が少額の場合、簡易裁判所の少額訴訟手続を利用することも可能です。
民事裁判で判決が出ても支払わない場合は、その判決をもとに強制執行して支払わせることができます。
2.家賃滞納を未然に防ぐ方法
(1)家賃保証会社と契約する
賃借人が家賃を滞納した場合にその家賃の支払いを立て替えてくれるのが、家賃保証会社です。
家賃保証会社を利用すれば滞納されても家賃を回収できないリスクはないですし、保証料も賃借人の負担となるため、物件のオーナーとしての金銭的な負担はありません。
(2)連帯保証人を付ける
家賃保証会社を利用する代わりに、連帯保証人を付けることもできます。
家賃を滞納した場合に請求することができるのはもちろん、賃借人本人と近しい人が連帯保証人になることが通常なので、迷惑をかけないように物件を適切に利用してもらうことも期待できます。
(3)保証金を預かる
家賃滞納に備えて、事前にある程度の保証金を預かることも1つの手段です。
特に、大きな金額が動く事業用物件では、保証金制度はよく用いられています。
一般住居用の物件でも、敷金というかたちで家賃の担保として預かることができます。
3.注意点
滞納された家賃の回収は、本人でもすることができますが、なかなかうまくいくことが少ないです。
しかし、弁護士が出てくるとすぐに支払うケースも多いですし、自分でするよりも時間も手間もかからず、負担が減らせます。
家賃をしっかり回収したいなら、一度弁護士に相談してみましょう。
4.まとめ
- 家賃滞納は、口頭や書面で支払いを要求してもダメなら、裁判所の手続きに移行する。
- 家賃滞納を未然に防ぐには、保証会社や連帯保証、保証金をうまく活用する必要がある。
- 滞納家賃をしっかり回収したいなら、早めに弁護士に相談するのがオススメ。
「自分で家賃を回収するのは疲れるから、専門家にまかせたい」
「いろいろな手続きを全部自分でやるのは不安」
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